どんな調理も OK!万能魚「メカジキ」

メカジキ

どんなジャンルの料理にも使いやすいメカジキですが、海の中では獰猛なハンター。吻(ふん)と呼ばれる剣のように鋭い上アゴを使って小魚を気絶させて捕食します。吻は馬の骨ほど固く、グサッとやられたら人間もひとたまりもありません。海では絶対に出会いたくないお魚ですが、飲食店のメニューで見かけると、ついつい注文したくなりますよね!

メカジキのお刺身

ところで皆さま、美味しいメカジキを毎度焼き物で食べてしまってはいませんか?もちろん焼き物も美味しいのですが、新鮮なメカジキが手に入ったらぜひともお刺身でお召し上がりください!身は全体に脂が混ざり、上品なピンク色。食味が似ていることから「カジキマグロ」と呼ばれることもあるほどの、贅沢な味わい!マグロの中トロとよく似ていますが、マグロよりも淡白です。もっちりとした食感もたまりません。表面を軽く炙るとこれまた美味しい!ほんのりと香ばしさがプラスされ、余分な脂が落ちて、まさに絶品です。

加熱するなら、振り塩をした切り身をじっくりと焼き上げるだけでも、旨味たっぷりに仕上がり、最高のおかずになります。ひと手間加えて、ムニエルにしても、メカジキの脂とバターの絶妙なハーモニーが楽しめます。隠れ定番のフライはクセがなくジューシー!どんなソースにも合うので、トマトソースやホワイトソースで煮込んでも美味しいですよ。ちなみにあまり知られていませんが、和風の汁物も絶品です。なんてすてきな食材なんでしょうね。まったく。

メカジキ

もっとメカジキの世界を極めるなら、ぜひ生ハムを作ってください。メカジキの生ハムがこの世に溢れんことを願うさかな通信編集部員の勝手なお願いですが、これが絶品なわけです。メカジキのもちもちの食感はそのままに、旨味はぎゅっと凝縮されて、こんな旨いものが世の中に存在していいのかとおののくほどの旨さです。塩を振って、サラシに包み、1週間ほどサラシを換え続けて、余分な水分を抜けば完成です。香草と一緒に一晩寝かせて、香りづけをするのもおすすめです。魚ポチには、クロカジキの生ハムがございます。お時間がない方はこちらもぜひご覧くださいね!

また、カジキやマグロなどの大きなお魚ならではの貴重な部位、「ハーモニカ」の煮つけ焼き物もおすすめ。ハーモニカとは、ヒレの付け根の部分です。規則正しく並んだ骨の間にヒレを動かす筋肉がみっちりと詰まっている部位で、見た目が似ていることからハーモニカと呼ばれます。メカジキのハーモニカは、筋肉質ながら身に脂が混ざり、ぷりぷりに締まった骨の間の身と、柔らかくトロっとした骨の付け根の身の違いを楽しめます。漁師さんの定番の食べ方は、玉ねぎと一緒にじっくりと炊いた煮つけ。玉ねぎの甘さとメカジキの旨さの二重奏をお楽しみいただけます!また、焼いても美味しいのがこの部位。ジュワッと染み出る脂が食欲を掻き立てます!これにしゃぶりつくさまはまさにハーモニカ吹き!お客さんが並んでハーモニカをしゃぶっているシュールな写真はインスタ映えも間違いなしです!

魚ポチでは、生メカジキ冷凍メカジキカジキの生ハムと豊かなバリエーションの商品を取り揃えております。ちなみに、本マグロのものになりますが、ハーモニカ(ヒレ肉)も常時取り扱いがございます。ぜひご覧ください。

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