うまみの源はたっぷりの血合い!マルソウダ

マルソウダ

11月24日はイイフシの日、「良い鰹節の日」でしたね!今回、強い旨味が特徴の「ソウダ節」の原料、マルソウダの知られざる魅力に迫ります。

よく食べられている地域は高知県中土佐町。漫画「土佐の一本釣り」の舞台として有名なカツオ類の名産地です。マルソウダの特徴は、なんといっても血合いの多さ!ソウダ節の濃厚な旨味、色の濃さはこの血合いに由来します。血合いは、鮮魚のマルソウダを茹でて、煮て、そして汁物にしても旨味が引き立ちます!

なかでも新鮮なマルソウダを使ってぜひ作っていただきたいのが、「なまり節」。3枚におろして塩ゆでしたあと、団扇であおいであら熱を取り、1日〜2日干せば、旨味がぎゅっと詰まったなまり節のできあがりです!しっとりとやわらかい身を生姜醤油やマヨ醤油につけて頬張ると、カツオの香りと力強い旨味が口の中いっぱいに広がります。ああ大変、ごはんが、お酒がとまりません!

旨味の源の血合い部分ですが、鮮度が落ちるとヒスチジンが多くなるので、くれぐれもしっかり火を通してお召し上がりくださいね。

もちろん、カツオでおなじみのお刺身たたきにしても格別のおいしさ!ただし、血合いは丁寧に取り除いてください。産地では、仏手柑の果汁を大胆に絞りかけ、皮を擦って、醤油を回しかけていただくのが鉄板です。口に入れた途端、仏手柑の爽やかな香りが弾けます!もっちりとした食感のお刺身は、噛むほどに力強い旨味がじわじわと染み出て、伸ばしたお箸が止まりません!さらに、お刺身をすべて平らげた後にもお楽しみがあるのがこの料理の良いところ。マルソウダの旨味が染み出した汁を大胆にご飯にかけてかきこみます!これがまた絶品!最高の〆の一品です!

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