寒い季節、鍋やおでんは来店客の注文率が一気に上がる“冬の稼げるメニュー”。
ただ、仕込みの手間や人手不足で調理現場に負担がかかることも少なくありません。
そこで今回は、三陸・常磐エリアの水産加工メーカーがつくる「即戦力になる冬向け食材」3品をご紹介します。
どれも“扱いやすい”ことに加えて品質・味にこだわったものばかり。冬季メニューの付加価値づくりや、仕込みの省力化にぜひご活用ください。
逆出世魚の旨味を丸ごと活用!「江戸前コノシロつみれ」

低利用水産資源を価値ある形で提供する“魚ポチ取り組み商材”として注目の一品!
宮澤食品が手がける「冷凍ボイル江戸前コノシロつみれ」は、鍋やおでん、汁物にそのまま使える便利な冷凍商品。コノシロは江戸前寿司に欠かせないコハダの成魚で、成長するほど価格が下がる“逆出世魚”ですが、骨が硬いという弱点をすり身加工で解消したことで、原料の旨味をしっかり活かした商品に仕上げています。
コノシロはニシン目で、風味はイワシと白身魚の中間のような味わい。脂が乗った成魚を原料にしているため、濃厚な魚の旨味がしっかり感じられ、鍋物・おでんはもちろん、煮物や汁物など幅広いメニューで活躍します。
20個入りの300gパックで、調理現場でも扱いやすく、飲食店からも「使いやすい」と好評の一品です。

商品名:冷凍ボイル江戸前コノシロつみれ
メーカー:宮澤食品株式会社(茨城県)
規格:300g/p(1個15g位×20個入)
長時間煮込んでも崩れない!食感と旨味が段違いの上物ちくわ「焼きちくわA」

「冷凍焼きちくわA」は、青森県で100年以上の歴史を持つ老舗“焼ちくわ屋”・丸石沼田商店の手がける高級ちくわ。昔ながらの石臼で丹念に練り上げたすり身は魚肉の旨味がしっかり感じられ、プリッと弾力のある食感が特長です。
合成保存料・合成甘味料・合成着色料は一切使用せず、魚肉の割合を65%まで高めることにより、魚肉本来の風味が感じられる品質設計。石臼ですりあげているため粘度が高く、長時間煮込んでも煮崩れしにくいのも飲食店にとって大きなメリットです。
約2kg(20本入)のボリュームで、仕込みの回転率が重要な繁忙期でも使いやすい商品です。
天ぷら、磯辺揚げ、おでんなどの定番メニューにぜひご活用ください。

商品名:冷凍焼きちくわA
メーカー:株式会社丸石沼田商店(青森県)
規格:約2kg/箱(約100g× 20本入)
肉厚な昆布が“ひと手間感”を演出。おでんに欠かせない「塩蔵結び昆布」

宮城県・石巻のマルイチ西條水産が手がける「塩蔵結び昆布」は、地元・十三浜で採れた促成昆布を湯通しして塩蔵し、1個ずつ手結びで仕上げた手仕事の製品です。
昆布そのものに厚みがあり、しっかりとした噛みごたえがあるのが特長。おでんで長時間煮込んでも煮崩れせず、煮汁をしっかり含ませながらも力強い食感が残ります。やや小ぶりで扱いやすく、定番のおでんだけでなく、小鉢や煮物にも幅広く活用可能。見た目の“ひと手間感”も出せるため、提供価値の高い一品です。
使用時は1時間ほど水を替えながら塩抜きを。結び目は塩が抜けにくいため、軽く揉んだり、少し緩めたりして塩抜きするのがポイントです。冬のストック食材として、オペレーションにもしっかり貢献します。

商品名:塩蔵結び昆布
メーカー:有限会社マルイチ西條水産(宮城県)
規格:500g(1個約8-10g)
まとめ
冬は鍋物・おでん・煮物など、魚介加工品の出番が最も多い季節。
今回紹介した3品は
✓ 味・品質の信頼性
✓ 仕込みの手間を軽減
✓ 客単価アップに貢献
という視点で選んだ、飲食店にとって“即戦力”になる商品ばかりです。
冬の繁忙期に向け、オペレーションを整えつつメニューの魅力を高めたい店舗の皆さまは、ぜひ一度ご検討ください。
